2016年3月15日火曜日

琵琶湖の深呼吸、やっと観測 2007年以来の遅さ

みなさん、おはようございます。
ゆうきです。


まず、全循環というのは…
琵琶湖の水が水面から底までかき混ぜられることを言います。

普段はかき混ぜられていないの?
お風呂を想像していただければわかりやすいかと思います。
上は熱くて、下はぬるいですよね?
それが夏の琵琶湖と同じ状態です。


これの何が問題か?

上の図を見てもらったらわかるように下の方の酸素が少ない状態になります。
つまり生き物が生きていけなくなったり、酸素がある状態では起こらないようなことが起こります。


前回、琵琶湖の深呼吸が遅れた2007年には、イサザという琵琶湖にしかいない魚が大量に死んでいるのが確認されました。


愛媛大の田辺信介教授(環境化学)によると、大量死したイサザのうち24匹を調べた結果、通常のイサザに比べて18.6倍の無機ヒ素と104倍のマンガンが検出された。泥の表面の無機ヒ素は最大690ppmで、田んぼでの国の環境基準の46倍にあたる。

 ヒ素は土壌や水中ではマンガンなどに吸着していることが多い。水中の酸素濃度が下がると、湖底の泥に含まれるマンガンがイオン化して溶け出し、数メートル上層の水中の酸素と結びついて再び鉱物になると沈む。この現象によって湖底の表面にヒ素が濃縮されていると指摘する。
まあこんなこととかが起こるみたいです。

先日、滋賀県の二本松で宿泊したときに、
「今年は雪が、めちゃくちゃ少なかったんですよ〜」
という話を女将さんから聞きました。

ヒトの生きている期間で感じられる変化ってものすごい変化です。
だって地球は46億年前からあるんですよ?

それがたった 50年で…


この図はあくまで一例ですが、ヒトがこの100年で地球に与えた影響はとてつもない負荷です。

みなさんは何を感じられますか?

ではまた~。

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