2016年1月6日水曜日

地球に広がるマイクロプラスチックスープ

新年あけましておめでとうございます。
ゆうきです!


今年のお正月は東京で迎え、浅草寺にお参りしてきました。




おみくじは「凶」最高だね。


さて、そんな強運の持ち主がお送りいたします2016年一発目!


マイクロプラスチックって知ってますか?
「PM2.5」で一世を風靡した?マイクロという単語ですが・・・
まあ一言で表すと「小さい」ってことです。


長さだとmm(ミリメートル)の千分の一がμm(マイクロメートル)です。


髪の毛の太さが   約70μm 
スギ花粉の大きさが 約30μm 
カビの大きさが   約10μm
HEPAフィルターが  0.3μm
PM2.5は       2.5μmより小さいものの総称
インフルエンザウイルスの大きさが 0.1μm 
タバコの煙が     0.01-1μm



うん小さいね。
空気関係の話はまた今度。


さて、じゃあマイクロプラスチックはっていうと・・・

漂流・漂着ごみのうち約70%を占めるプラスチックゴミは、海岸での紫外線や大きな温度差で劣化し、そして海岸砂による摩耗など物理的な刺激によって次第に細片化していきます。このうち、サイズが5mmを下回ったものをマイクロプラスチックと呼び、これまで数百μmから1mm程度の大きさを持った微細片の浮遊が、世界各地の海域で確認されています。動物プランクトンと同程度の大きさを持ったマイクロプラスチックは、魚類等による誤食を通して容易に生態系に混入するため、その表面に付着した汚染物質の生物体内への輸送媒体になる可能性も指摘されています。


まだあんまり報道されてないから聞きなれないですよね。

説明にも書いてありますが…

魚類等による誤食を通して容易に生態系に混入
表面に付着した汚染物質の生物体内への輸送媒体になる可能性

すっごく要すると…
マイクロプラスチック自体は簡単に人の体まで到達し、汚染物質もセットで付いて来ますよ。ってことですね。

昨年10月に環境省が調査したところによると、東京湾におけるマイクロプラスチックは世界平均の60倍の密度で存在しています。

そんなマイクロプラスチックは、東京湾の海底に眠っている有害物質を吸着させて、生態系に入り込んできます。


そして、生体濃縮により人の体にたどり着くまでに汚染物質は一般的に濃縮されます。


図にあるPCBや、過去に問題を起こした農薬DDTなど様々な汚染物質が濃縮されます。

汚染物質の方舟になってしまう可能性があるマイクロプラスチックですが、最近日用品にも使われだしています。

それがマイクロビーズ!

洗顔剤などに含まれていることもあるのですが、入っている洗顔剤であれば1つのチューブに一万個ものマイクロビーズが入っていることもあります。
また、このマイクロビーズは下水処理場ですべて取りきれるわけではなく、海へと流れているそうです。

そんな人が出したマイクロビーズが、人が出した汚染物質を拾って、人にストレスを与えます。
そしてそういったストレスは遺伝します!これが一番怖い。
自分たちの代で解決できないものを人は抱えるべきではないと思います!!

そんなマイクロビーズ対策にいち早く取り組んでいるのがアメリカのカリフォルニア州。
カリフォルニア州では、2020年までにマイクロビーズの製造と販売を禁止します。

日本にも早くその波が来て欲しいですね。

アインシュタイン曰く…
「利口な人は問題を解決し、賢明な人は問題を避ける」

本当の知恵、叡智があれば、まずプラスチック製品(不要なレジ袋、ペットボトル、使い捨て系、100円均一など…)を選ばないということも1つ未来のための行動になるのではないでしょうか。

今の自分たちの選択が未来の子供たちの「今」を作ります。

2016年、良い変化を迎えましょう!!

0 件のコメント:

コメントを投稿