グレートバリアリーフ、今年の白化現象は「過去最大規模」
オーストラリア北東に広がる世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」。その北側の7割近いサンゴ礁で白化と呼ばれる現象が発生し、過去最大規模の被害が出ているとの報告が2016年に発表されました。(※画像はイメージ)豪研究機関、オーストラリア研究会議のサンゴ礁研究センターによると、グレートバリアリーフの北側700キロの部分を上空から調べたり、ダイバーが直接確認したりした結果、2016年に入ってから9カ月のうちに約67%のサンゴが白化現象で死滅。
白化はサンゴと共生して養分を補給している藻類が失われてしまう現象で、海水温の上昇や荒天が原因。この海域では夏の間、最高気温が例年より2度も高くなっていたという研究結果でした。
グレートバリアリーフの異変を研究
世界各国で、グレートバリアリーフだけでなく海の研究は進められています。こちらはNASAのyoutubeで紹介されている「COral Reef Airborne Laboratory」。
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グレートバリアリーフの回復には時間がかかる
死滅したサンゴが元通りまで再生するには最長で15年かかるとされています。失ったものを取り戻すのには、時間がかかり、下手をすれば数世紀という時間がかかるような自然回復もあります。
治せないものを壊さないように心がけていきたいですね!
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